新年度のスタートを機に財布を新調する人も多いはず。待ち行くあの人は、いったいどんな財布を使っているのだろうか──。神奈川県横浜市に本社のある三和交通では、女性ドライバーが多く活躍している。そのひとり、浪岡さんは営業時には釣り銭袋と常連さんから贈られた長財布を使っている。
「財布は目上の人に買ってもらうのがいちばんよく、個人用財布も買い替える年初に自分のラッキーカラーを占ってもらい、それに合わせて希望の品を探し、家族に購入してもらうようにしています。
私はふだんならゲンを担ぎたいタイプですが、運転手は四方八方、各方向に走るので、どの方向でも守られる八方除け(どの方角からの災難も防いでくれるお守り)を個人用財布に必ず入れるようにしています」(浪岡さん・以下同)
営業用の財布には、乗車前に千円札10枚、五百円玉4枚、百円玉20枚、五十円玉と十円玉各10枚を入れてから毎回出発する。
「タクシーを使うお客様は、以前は現金払いが多かったのですが、現在は半々。キャッシュレス決済が増えるにつれ、『お釣りはいいよ』と、チップをくれるお客さんが少し減ったかな」
財布について「6つの質問」
Q1.財布はどこで買うことが多い?
A.プライベートでは、神戸のブランド『ATAO』の財布を愛用(家族からの誕生日プレゼント)。
Q2.どのくらいで買い替える?
A.2年ごとに買い替え。
Q3.現在の所持金は?
A.2万7000円。
Q4.クレジットカードの枚数は? そのうちメインカードは?
A.3枚。最もよく使うのは、三井住友VISAカード。
Q5.現金、カード以外に入れているものは?
A.個人用財布には自宅近所の神社のお守り、営業用財布には大開運数字115【※】円の種銭を入れている。
【※/「115」は風水で強いパワーのある数字とも言われる。そのため百円玉、十円玉、五円玉各1枚で115円を用意しているという】
Q6.現金派? それともキャッシュレス派?
A.プライベートでの支払いは、キャッシュレス決済8:現金決済2。
【プロフィール】
女性タクシードライバー・浪岡ひろみさん/神奈川県在住。三和交通で1995年から5年間勤務後、結婚・子育て・ホテル勤務などを経て10年前に復帰。占いと猫が大好きで、ゲンを担ぐことを大切にしている。
撮影/浅野剛
※女性セブン2023年4月27日号