そうなると、仮に今後ドル建て金価格が2000ドルに達し、控えめに見ても1ドル=120円となった場合、国内金価格は1グラム当たり7000円を突破してもおかしくないのである。
もっとも金は市場で取引される以上、価格変動リスクは常に付きまとう。トランプ大統領誕生のように「まさか」の事態はいつ起こることも限らない。
だからこそ、こと金投資においては少しずつ「純金積立」で買いためておいて、長期保有することが鉄則といえる。一見地味に映るかもしれないが、「純金積立」にはまとまった資金で買い増すことができる「スポット購入」という方法もある。
金価格が下落した際、試しに買い増してみるくらいのスタンスで臨むことができれば、将来の大きな果実につながるに違いない。
※マネーポスト2017年新春号