商品内容や運用の目的が個人投資家にわかりにくく、しかも、2013年はアベノミクスがスタートした年で株式市場が絶好調だったからだ。
3~5%程度の収益を狙うリスクコントロール型は、しだいに影が薄くなっていった、という経緯がある。
それがこのところ再び注目されているのは、運用が始まって約3年以上経ち、トラックレコード(運用実績)が整ってきたと同時に、その間、ファンドが目指すところの、安定的な収益を継続して生み出してきたからだ。
加えて、アベノミクスがひと段落し、株式市場が伸び悩んでいることや、マイナス金利が常態化しつつある金融市場において、リスクコントロール型が生む収益の価値が相対的に上がっている、という背景もあろう。
※マネーポスト2017年新春号