海外ETFは取引量が多いうえ、投資対象の種類も豊富で、緻密な分散投資が可能だ。保有中にかかるコストも安く、信託報酬が0.1%を切るものもある。
これらの海外ETFに日本の証券会社の外国株口座などから直接投資する場合、円をドルに替える為替手数料が必要なうえ、売買手数料も日本株に比べるとかなり割高となる。
ロボアドバイザー投資ならこれらのコストは運用手数料に含まれるので、少額の投資でも初期コストがかからないのもメリットだ。
日本の投信を投資対象とするサービスもある。投信はETFに比べると信託報酬は高めの傾向があるが、ロボアドバイザーでは投資対象を低コストのインデックス投信に限定しており、ETFに遜色ないラインナップをそろえている。
●文/森田悦子(ライター、ファイナンシャルプランナー)
※マネーポスト2017年新春号