しかし、現状のロボアドバイザーが行なうプロファイリングは主にリスク許容度を判断するもので、そこまでの事情は考慮しない。あくまでロボアドバイザーに託す資産の中での分散投資となる。
また、コスト的に最も有利なのは自分自身で配分を決めて直接投資し、リバランスも行なうことだ。ロボアドバイザー運用にかかるコストは年1%以下とはいえ投資金額が大きいほど、運用期間が長くなるほど総額は大きくなる。コストと手間を比較し、納得した上で活用したい。
診断だけならほとんどのサービスが口座を開設することなく無料で利用できるので、自分のリスク許容度を確認するためにも各社のウェブサイトを訪れてみてはいかがだろうか。
●文/森田悦子(ライター、ファイナンシャルプランナー)
※マネーポスト2017年新春号