また行政書士は仕事の範囲が非常に広く、得意分野があると生かしやすいという。
「法律においてほかの士業が担当しない分野のすべてが行政書士の領域です。そのため自分の得意分野で仕事をすればいい。例えばペットを自治体に登録するのも、ビザの取得や遺言書作成の支援なども、全部行政書士の仕事として成立します」
ファイナンシャルプランナー（FP）は稼げて自分の資産も守れると、FPの横川由理さんは言う。
「お金にまつわる資格なので、例えば定年退職後に頻繁にくる投資のお誘いなど“おいしい話”にだまされなくなります。来店型の保険代理店などで働くこともできるので、稼ぎも安定します」（横川さん）
FPの資格に必要な勉強時間は約300時間。同じくらいの勉強時間でもう少し気楽に稼ぎたいなら登録販売者がいい。消費生活アドバイザーでFPの丸山晴美さんがこうすすめる。
「一般用医薬品販売の専門資格です。薬局やドラッグストアの求人が多く、資格取得費用は4万円程度で必要勉強時間は400時間ほど。募集時給は1500円前後と、普通のアルバイトより高くなります」
一般用医薬品はコンビニでも取扱店舗が増えており、需要は今後も増えていく可能性が高い。気軽なアルバイトで稼ぎを増やせる資格といえるだろう。
※女性セブン2023年5月25日号
