投資

震災後の50円の円安時代終了 「貿易黒字相場」に回帰

 ただし、補足しておかなければならないのは、従来の貿易黒字は製品輸出が多かったことによりますが、今般の黒字化は原油安が主たる原因とされています。

 2014年には1バレル=100ドル以上で推移していたWTIの原油価格が2016年には一時30ドルを割るほどまで下落したため、LNGなどのエネルギー輸入に必要なドル代金も減ったということです。

 日本の貿易収支は外部環境の変化に敏感に影響を受けやすい体質となり、今後一本調子に黒字化が進むかどうかは、現状でいえば原油価格次第になります。

※マネーポスト2017年新春号

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。