続いては、ネット広告で今後の高成長が見込めるVOYAGE GROUP(東証1部・3688)だ。監査法人・トーマツが認定する高成長企業として表彰されたほか、ネット動画広告の有力企業を連結子会社化したのも注目ポイントといえる。
業績は前期(2016年9月期)に続き、今期(2017年9月期)も増収ながら減益見通しのため、株価もジリジリと下がっているが、今後の高成長を見越すと、絶好の仕込み時といえるかもしれない。時価総額も100億円強と小さく、この先、鍋底型の底入れを経て、半年で3倍となる3000円台になってもおかしくない。
構造計画研究所(ジャスダック・4748)は、「工場のIoT化」のコア銘柄として注目したい。同社が出資する製造分野の事前解析などを行なう東大発のベンチャー企業が、産業用ロボットで世界トップのファナックが提携するゲームやCG用半導体の米大手企業との関係が深く、これが材料となる。
少々複雑な関係に映るが、要はファナックが推進する「工場のIoT化」関連として目を向けておきたい。今期(2017年6月期)も増収増益予想で、株価も半年で2倍以上は期待したい。
※マネーポスト2017年新春号