「ミニ株・単元未満株」を取り扱っている証券会社で口座を開けば、取引を始めることが可能だ。
予算1万円でも、ほとんどの企業の株を購入することができるが、銘柄選びは慎重にしたい。別掲のリストは予算別の注目銘柄を戸松氏がピックアップしたものだ。
「初心者の場合、通常なら株価が高くて手の届かない、オリエンタルランドのような安定した業績の伸びが見込める有名企業を1株購入するのがよいでしょう。もし、高いリターンを望むのであれば、配当利回りが5%のモリトのような1株1000円程度の高配当銘柄を様子を見ながら徐々に買い増す方法もあります」
ただし「ミニ株・単元未満株」は、証券会社によって取り扱いのない銘柄があったり、手数料が高いケースもあるので留意しておきたい。
100万あれば「リスク分散」
投資効果をより高めるためには、「予算10万円」を用意する。
「10万円あれば、1単元で購入できる銘柄も出てきます。単元株で買えば配当に加えて、株主優待も受けられる。『予算1万円』の時よりも好条件になります」(戸松氏)
掲載のリストは戸松氏が推奨する「10万円以下でも買える単元株」だ。
「日本最大の化粧品・美容関連の総合ポータルサイトを運営するアイスタイルは、化粧品関連に限れば、アマゾンや楽天を凌ぐ規模です。不動産デベロッパーのディア・ライフの配当利回りは5%以上で、100株なら3800円を手にできます」