いまをときめく活躍をする芸能人のきょうだいのなかには、異なる分野で活躍する人たちもいる。
4月23日に行われた北海道函館市長選挙で、現職を大差で破り、見事初当選したのは函館市職員だった大泉潤さん(57才)。その弟は、北海道出身の俳優・大泉洋(50才)だ。潤さんは、北海道文化放送が配信するYouTubeチャンネル『北海道ニュースUHB』で、弟との「自転車エピソード」を次のように紹介している。
《なかなか自転車に乗れない弟を見かねて、ぼくは友人と手押しで弟をフォロー。すると、弟はひとりで真っすぐに自転車をこげるようになって、遠くて見えなくなるところまでこぎ続けたんです。
それで、数百m離れてもまったくこぐのをやめないので、ぼくが「おーい止まりなさーい!」と呼びかけても止まらない。粘り強く行動に移すところはぼくと似ているかな》
ユーモアたっぷりで、人懐っこい庶民派キャラの洋について兄は、「何でも熱心に真面目に取り組むのが弟。そのときも必死に自転車の乗り方を覚えようとして無我夢中になっていたんだと思う。何度でも挑戦。そういう姿勢はいまでも変わらないと思う」と語っている。
函館市長選挙の当選確実の報を受け、「弟の知名度がなければ勝利はなかった」と潤さんは謙遜していたが、一方の大泉は、市役所職員時代に放送された『ハナタレナックス』(北海道テレビ放送制作の深夜バラエティー番組)で、潤さんのことを「函館の影の支配者」と評している。