家計

見た目さえ気にしなければかなりお得! 食品メーカーも注力し始めた「訳あり品」への熱視線

ふるさと納税でも「訳あり品」で検索

 家計に優しいのも訳あり品の魅力だ。IT企業勤務の40代男性・Bさんは、切り落としや切れ端、不揃い品をよく購入する。

「スーパーで刺身の切り落としや切れ端を見つけると、得した気分になります。数種類入っていると、海鮮丼やサラダにも使えるし、酒のつまみにもなるので重宝しています」(Bさん)

 歯止めがかからない物価高。Bさんはネットでも訳あり品を購入することが増えた。

「正直、節約できるところは節約したい気持ちが強い。訳あり品は、見た目は不揃いでも量が多い。4人家族で子供が食べ盛りなので、そういった商品に助けられていますね。ふるさと納税でも訳あり品を積極的に選んでいます。鮭や明太子などは、最初から『訳あり品』で検索します」(Bさん)

食べ過ぎてしまうのがネック

 商社に勤務する20代女性・Cさんは、かつては訳あり品に対するイメージが悪かったと振り返る。

「訳あり品って、品質もちょっと低いのかな、と勝手に思っていたんですよね。でも、実際は見た目が少し悪かったり、切れ端だったり、あとは箱に難がある、みたいに、質は普通のものを変わらないということを知ってから、ハマりました。ただ、お得に買えた分だけ、つい食べ過ぎてしまうのがネックですね(笑)」(Cさん)

 環境にも家計にも優しい訳あり品。消費者からは熱い視線が送られているようだ。(了)

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