将来の成長を見据えて
日経平均株価が今年に入ってバブル崩壊後の高値をつけた背景には、日本株売買の約7割を占める海外投資家の影響が大きいことが挙げられる。
「米著名投資家のウォーレン・バフェット氏をはじめ海外の機関投資家がこぞって来日。不安定な海外市場に対して、安定していて割安な日本株に注目している」(戸松氏)
岡山氏は、バフェット氏が買い増していることで知られる商社株も推す。
「三菱商事が総額3000億円を上限とする自社株買いを発表したほか、伊藤忠商事や住友商事なども株主還元に積極的なことが魅力と言える」
藤井氏は、世界的に需要が高まる半導体の専門商社・伯東にも注目する。
「自動車向けの車載デバイスや光デバイスのパワー半導体の業績が好調で、まだまだ成長が望める」
国際情勢が不透明ななか今後の業績の見通しは難しい。戸松氏は国内外で独自の強みを発揮しており、将来的にも安定的な成長が見込まれる銘柄を推奨する。
「売り上げが10年で2倍以上に拡大したダイキン工業、世界最大手のガラス素材メーカーのAGC、10期以上にわたって累進配当しているアステラス製薬や30年減配なしのフコクなども見逃せないところです」
配当額の上昇は企業の株価上昇にもつながる。配当で資産を増やす夢の「配当貴族生活」を目指すには、今が判断の時だ。
※週刊ポスト2023年9月15・22日号