充実するYouTubeのハイライト映像
Jリーグ全試合のほか、広島を除く11球団のプロ野球、欧州サッカーなどを配信するDAZNは月額3700円。MLB、イングランドのプレミアリーグ、イタリアのセリエAなどを配信するSPTV NOWは月額2000円。映画やドラマなどのエンタメ系のサブスクリプションサービスが月額1000～1500円程度であることを考えると、スポーツ系の配信サービスは価格設定が高めであり、その分手軽に利用しにくい面があるのも確かだ。
しかし、スポーツ中継が地上波から配信サービスに移行したことで、逆に“無料でスポーツの試合を見る機会”が増えたという声もある。神奈川県に住む会社員・Bさん（30代男性）は、YouTubeでスポーツを楽しんでいる。
「DAZNやSPOTV NOWなどは契約していませんが、それらの配信サービスがYouTubeの公式チャンネルでいろいろなプロスポーツの試合のハイライト映像をアップしている。サッカーやMLBなど、1試合を10分くらいにまとめている動画で、スポーツニュースよりも詳しい内容です。もちろんフルで見たくなる試合もありますが、短い時間でたくさんの試合を見られるのは、手軽でいい」
たとえば、DAZNの公式YouTubeチャンネルを見ると、サッカーならJ1、J2、スペインのラ・リーガ、フランスのリーグアン、イタリアのセリエAなどのハイライトが公開されている。そのほかにもプロ野球、ラグビーワールドカップ、FIBAバスケットボールワールドカップなどのハイライト動画も見ることができる。
「公式による、日本人選手が出場しているサッカーのベルギーリーグなどのハイライト映像もあって、昔ならまったく見られなかったような試合にも触れることができる。無料でたくさんのスポーツを楽しめています」（Bさん）
