「病院は、治療にかかる費用は教えてくれますが、高額療養費制度の説明まではしてくれないと思った方が無難です。入院時に案内を渡されるだけで、気づかなかったというケースも少なくありません」
制度を知らずに高額な医療費を負担したままの人も多いんですって。では、70才未満の人が申請した場合、自己負担限度額はいくらになるの?
「主婦で夫の扶養に入っている人の場合、夫の年収によって変わります。370万円以上770万円未満なら、約8万円支払えばいいと思っていればOK。例えば、窓口で自己負担額が30万円と言われた場合、21万2570円は戻るので、実際の自己負担額は8万7430円になります」
高額療養費制度は、手術や入院をしなくても、1か月の医療費が限度額を超えた場合も利用可能。家族の医療費も合算できるんですって!