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回転寿司界の革命児・くら寿司が生み出したもの 「さび抜き」「E型レーン」「ラーメン」も業界で初めて導入

回転寿司の当たり前。E型レーンを初めて導入

 回転寿司のレーンには職人が中央に立つO型と、座席の間をレーンが流れていくE型があるが、いまの主流はE型だ。

「1987年に当社が初めてE型レーンを導入した理由は、客席と調理場を分ける設計を考えたこと。さらに、O型よりもボックス席を多く確保するためです。これにより多くの家族連れのお客様が、お寿司を気軽に楽しめるようになり、一気に日本全国に広がりました」

“さび抜き寿司”もくら寿司が初

左から「販売用生わさび」、「店内用袋わさび」

左から「販売用生わさび」、「店内用袋わさび」

 寿司は寿司ロボットが握っている。

「注文を受けて、ロボットが寿司にわさびをのせる際、構造上水で溶いたわさびしか使用できませんでした。お子様の利用も多く、さび抜きのニーズも高まる中、水で溶いたわさびはレーンに流している間に風味が飛びやすいことがわかり、全皿さび抜きを導入しました。当初はお客様の手間を増やすことになるため心配でしたが、実際はわさびへの評価も高く、販売用のわさびを購入し自宅に常備しているかたも多いと聞きます」

取材・文/苗代みほ 撮影協力/くら寿司

※女性セブン2023年10月12・19日号

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