量産される新メニューと、ひっそり消えるボツメニュー
通常メニューだけでも常時180以上を提供している。さらに、フェア用に新メニューがその時々で登場する。
「新しいメニューは年間で3000商品が考えられます。そのうち採用されるのは、わずか300商品。採用されてもその後、さまざまな理由でメニューから消えていく商品もあります。たとえば『たけのこの舟盛り』は、まだ寿司カバーがない時代に考えられたメニューですが、たけのこを使った器がレーンに引っかかるという理由でボツに。『たこのこ軍艦』は『たこのこ』を知らないと何のネタなのかがわからず、手が出しづらかったようです」
そこで、3つのひっそり消えたボツメニューを紹介する。
・たけのこの舟盛り
「旬の季節に食べることができればおいしい食材なので、盛り付け方を変えるなどして、ぜひ再検討したい商品です」
・茎わさびの涙巻き
見た目が「きゅうり巻き」と似ていたため、レーンで流すと子供が間違えて取ってしまう、というのがボツ理由だ。
・たこのこ軍艦
好みは分かれるが、珍味として好きな人も多い「たこの卵」。主に北海道で食べられる素材だ。
取材・文/苗代みほ
※女性セブン2023年10月12・19日号