「『私、パートにも出てるし、掃除まで手が回らないわよ。家事くらい楽にさせてちょうだい』と言われてしまいました。妻の言い分もよくわかるのですが、ちょっと高すぎるな……と。型落ち品を提案したら『スタイリッシュじゃないし、こういうのは最新型を買ったほうが長く使えることが多い』と持論を展開され、グレードを下げることは難しくなりました」
「家事を今より楽にしたいなら」ということで1回1万円ほどの予算で家事代行サービスを利用することも提案したが、「それじゃ、20回利用したら一緒じゃない」「コロナもあったし、他人を家にあげるのは抵抗もあるし……」と反論されてしまったという。
「パート仲間に話しちゃったもん」
「家事を負担に感じる妻のためにも、私も家事を頑張ろうと思うようになりました。今まで仕事を理由に家事や育児に参加してこなかったことを反省し、妻に『私が掃除をする』と提案したんです。そしたら『逆に散らかりそうで迷惑だからやめてほしい』とバッサリ。なんでこんなにも私の提案は却下されてしまうのでしょうか……」
その後も話し合いを続けたものの、妻の要望は最新式のロボット掃除機購入一択のみ。なぜそこまで固執するのか……。その理由が徐々に判明してきたとタダシさんは話す。
「『パート仲間に買うこと話しちゃったもん』と怒りながら言っていました。どうやら、買う話がまとまっていない段階で、パート仲間にロボット掃除機を購入すると宣言してしまったようです。ここで買わない選択をすると、お金がないと噂話されるのではないかと心配していました。言い分はよくわかるのですが、そんなに高いものを簡単に買えると思っていた妻に驚きます。これから子供の学費やローンの支払いもあるのに……」
現在もロボット掃除機購入は保留中。妻はパート仲間には「夫のボーナスで買うつもり」と先延ばしの言い訳をしているそうだ。しかしタダシさんとしては買うつもりはないという。今後もこの話題で意見が衝突しそうで不安だと話していた。