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「ホテルは高いし、サウナは混むし…」 オーバーツーリズム問題に巻き込まれる旅行者たちの嘆きとそれぞれの対抗策

人気観光地には外国人も訪れて黒山の人だかりに(原宿・竹下通り。EPA=時事)

人気観光地には外国人も訪れて黒山の人だかりに(原宿・竹下通り。EPA=時事)

混雑を避ける行動

 とにかくどこに行っても混んでいる今の状況に比べれば、「コロナ禍がある程度収束し始めたころが快適だった」との声も聞こえてくる。国内のビジネスホテルを巡るのが趣味だという、金融機関勤務のMさん(30代女性/都内在住)はこう話す。

「コロナ禍が少し落ち着き始めてからは、感染対策をしつつちょくちょく一人旅をしていたんです。どこに行っても空いているし、誰かと触れ合うこともほとんどない。東京にいるより感染する可能性は低いなという気持ちもありました」

 そもそもMさんが全国のビジネスホテルを巡るようになったのは、ホテルのサウナに入るためだったという。

「コロナ前あたりからサウナがブームになって、都内の施設が結構混んでいたんです。でも、ビジネスホテルのサウナなら基本的に宿泊客しか利用しないので、そこまで混んでいない。だから、全国各地を観光しながらビジネスホテルのサウナを満喫するのが楽しみになりました。以前はサウナが貸し切りになるようなことも多く、本当に快適でしたね。

 でも、最近は宿泊客も増えているうえにサウナブームもさらに盛り上がっていて、ビジネスホテルのサウナでも結構混むようになりました。しかも宿泊費も高くなり、ビジネスホテルのサウナに行くメリットもなくなってしまいましたよ」(Mさん)

サウナは夕方の空いている時間を狙う

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