中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

骨折で入院した時の「食」と「娯楽」をどう充実させるか? 50歳編集者が病室に持ち込んで重宝したもの

タブレット端末で映画を見まくり!

 そしてもう一つ重要な「娯楽」です。本当はスマホひとつあれば、いろいろと時間つぶしはできるのでしょうが、私は根っからのガラケー派なのでスマホを持っていません。そうしたなかで、約1万円で買えるタブレット端末「Amazon Fire HD8」を非常に重宝しました。iPadであれば大画面なのでより良いのでしょうが、片手しか使えないケガ人には重いため、コンパクトなHD8が非常に良かったです。Kindleで本も読めるので、「Kindle Unlimited」で読める漫画のほか、事前にダウンロードしていた『キン肉マン』等の漫画も読みまくりました。

入院中に活躍したタブレット端末「Amazon Fire HD8」

入院中に活躍したタブレット端末「Amazon Fire HD8」

 もちろんHD8は漫画を読むためだけではありません。Amazonプライムで映画もたくさん見ることができました。『ユージュアル・サスペクツ』、『ジュラシックパーク/ワールド』のシリーズ、『ゴジラvsコング』、『オーメン』、『ターミネーター4』、あとはブルース・リーの『ドラゴンへの道』、『燃えよドラゴン』も見ました。私は阪神タイガースの主催試合を生で見られる『虎テレ』にも加入しているため、CSの広島戦もすべて観戦できました。

 あと忘れてはならないのが、私が普段から愛用している「ニンテンドー3DS」。ゲームなら「Nintendo Switch」を持っている人のほうが多いのかもしれませんが、私はやっぱり慣れ親しんだ3DSを手放せない! 『バトルシティ』『ゼビウス』『忍者じゃじゃ丸くん』など、懐かしのゲームもかなり楽しみました。

 まぁ、入院はしないに越したことありませんが、入院してしまった場合は上記のようなものを準備すれば案外楽しめます。同室の人の人生を聞いたり、看護師の会話もなかなか楽しいものでした。

【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など多数。最新刊は『日本をダサくした「空気」』(徳間書店)。

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