就任式以降に、この法律の見直しが約束されれば、日本の株式市場は一気に活気づく。その上で、冨田氏はもう一歩踏み込んだ予測を立てる。
「就任式後もトランプ相場でドル高円安もしばらく続いていくだろうし、輸出企業を中心に株価が上がり続けていくでしょう。問題はその先です。この1か月半の間上がり続けてきた株価が、その後、必ず調整局面を迎えるはず。その時に下がった銘柄は狙い目です。
具体的には、金融関連や輸出企業といった円安や金融緩和の恩恵を受け、日経平均への寄与度の高い銘柄が良いでしょう。これだけ短期間で上昇しているぶん、下げ幅も決して小さくはない。そうした下がった銘柄を買い足していく方法です」
※週刊ポスト2017年1月13・20日号