夫婦問題研究家の岡野あつこさんは、現代の熟年離婚においても「経済的な困窮と孤独は大敵」だとアドバイスする。
「ひとりになってから経済的な基盤を築いていけるように準備しておくことは熟年離婚において何よりも大切です。ただし、いま仕事を持っているかどうかはそれほど重要ではない。特に子供がすでに自立しているのならば、“働こう”という意思さえあれば自分ひとり食べていくくらいはなんとかなるもの。自分にその意思がしっかりあるかどうかです。
加えて、離婚後に訪れるひとりの時間を持て余さないための精神的な自立も必要です。離婚したはいいものの、孤独感からマッチングアプリに手を出してロマンス詐欺に引っかかってしまうケースは、決して少なくありません」
※女性セブン2023年11月23日号