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大谷翔平の巨額資産を管理するマネジメント会社、取締役には本人を含め親族が名を連ねる“手堅い経営方針”

野球用具で巨額を動かす「全身スポンサー男」

野球用具で巨額を動かす「全身スポンサー男」

栄養管理も水原家に

 大谷にとって、離れて暮らす日本の家族より身近な存在が、通訳の水原一平氏だろう。前出・広尾氏が続ける。

「水原氏は基本的にはエンゼルスの球団職員であるため、球団から給料が支払われていますが、彼はグラウンド上の通訳だけでなく、球場までの運転手やプライベートの通訳などと、大谷選手の生活全般のサポートを一身に担っている。そうしたことから球団からの給料に加えて、選手のポケットマネーによる雇用契約を結んでいるとされています」

 常に大谷と行動をともにする水原氏は、まさに“相棒”のような存在だが、文字通り家族ぐるみの付き合いもあるという。

「水原氏の父・英政氏はロサンゼルスの和食レストランのシェフをしており、大谷選手の栄養管理に貢献しています。現在は専属契約した栄養士がいるわけではないので、英政氏には栄養管理という面で相応の報酬が発生しているのではないか。大谷選手にとっては後見人のような存在で、エンゼルス残留ないしはドジャース移籍を望み、ロサンゼルスを離れたくない理由のひとつとなっています」(広尾氏)

 メジャーで本塁打王を獲得した大谷のバッティングは豪快さが際立つが、こと“株式会社・大谷翔平”のメンバーに目を向ければ、身内でガッチリと固める手堅い経営方針であることが浮かび上がる。

※週刊ポスト2023年12月8日号

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