11月12日から福岡国際センターで開催された大相撲九州場所。4年ぶりの通常開催となり、15日間の「満員御礼」が続いた。大賑わいの会場では、応援のためのグッズを選ぶ来場客の姿が多く見られたが、グッズごとの売れ行きに大きな違いも見られたようだ。
昨年の九州場所では、「満員御礼」が3日間だったところ、今年は7日目と中日に続いて13日目以降が連日満員札止めとなった。横綱・照ノ富士は休場したものの、同部屋の熱海富士や翠富士といった平幕が終盤まで活躍して、土俵を大きく盛り上げた。
会場の売店関係者の中には「戦国場所のほうが幅広くグッズが売れる」とニンマリする者もいる。その典型例が客席で観客が掲げている「応援タオル」だ。誰か一人が独走するのではなく、多くの力士が優勝争いに絡むことで、幅広く売れていく構造がある。
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