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阪神日本一で小さなグッズ製造販売会社が大わらわ シャープ産業は「取材を受けている時間もありません」の嬉しい悲鳴

シャープ産業のTシャツは人気の目玉商品だ

シャープ産業のTシャツは人気の目玉商品だ

ミズノの子会社になった経緯

 こうした商品の多くを手掛けているのが神戸市東灘区に本社を置く「シャープ産業」。従業員30人の会社だ。もともと甲子園球場で開催される高校野球の記念品を製造販売していた会社で、野村克也監督や星野仙一監督の時代に阪神グッズの売り上げ伸張で業績を伸ばした。

「年商2億円の企業でしたが、コロナの影響で高校野球の甲子園大会が中止になるなどの影響で業績が悪化。2020年にミズノが子会社化しました。すると今年の優勝でグッズはバカ売れ。ミズノもシャープ産業のノウハウでリーグ優勝と日本一でも記念グッズ市場に参入し、売り上げを大幅に伸ばしている」(ミズノ関係者)

 リーグ優勝と日本一で80アイテムの記念グッズを製造販売しているというシャープ産業。岡田監督の似顔絵入り「38年ぶりアレのアレへ!Tシャツ」もシャープ産業の商品だ。そこで「シャープ産業」に取材を申し込んだところ、担当者はこう回答するのだった。

「日本一の記念グッズの製造販売で取材を受けている時間がありません。多くの取材の申し込みがありますが、すべてお断わりしております」

 38年ぶりの「アレのアレ」はやっぱり凄いことだったのだ。(了)

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