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【高額当せんの使い方を考える】宝くじ1.5億円当せん者「派手な振る舞いは控えていたが、4年でなくなった」

高額当せん者に渡される「【その日】から読む本」に書いてあること

高額当せん者に渡される「【その日】から読む本」に書いてあること

当せん金の使い方には優先順位がある

 過去に複数の高額当せん者からの相談を受けたファイナンシャルプランナー(FP)の高山一恵氏は、当せん金の使い方には優先順位があると話す。

「まずは住宅ローンなど『借金の返済』が最優先です。あとは老後資金や終活費用として、余裕を持って1億円ほどを確保する。そのうえでライフプランを立てて、残ってお金をどう使うかを考えましょう。一般世帯の場合、10億円あれば余程のことがない限りお金は余る。リスクを取って投資などに回す必要はないので、『貯金』だけでも充分だと思います。

 ただし、万が一預けた金融機関が破綻した場合は1000万円プラスその利息分までしか保証されません。破綻しないだろうと思われるメガバンクや都市銀行などを中心に、複数の金融機関に預金を分散しておくといいでしょう」

 マンションなど不動産を購入する際、年収に見合わない高級物件だと不動産会社やローンを組む銀行から不審に思われるケースがあるが、原資は宝くじの当せん金だと隠さずに伝えれば良い。みずほ銀行が「宝くじ当せん金支払い証明書」を発行するので、これを提示すれば購入はスムーズに進むはずだ。

※週刊ポスト2023年12月15日号

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