「旅行に行けるほどの金額でゴミを買っていた」
そんな超・浪費家だったゆきこさん夫婦だが、長女が生まれたことをきっかけに、家計のムダの見直しをスタート。この「何をどれだけ持っているか」「どんなムダ遣いをしてきたか」を把握したことが、お金に愛されるようになるための第一歩だった。
「ショッピングモールで買い集めた部屋にあふれ返るほどの服や食器の中にはメルカリでも買い手がつかないようなものも多く“これは300円だった、こっちは5000円もした……”と合計しながらゴミ袋に入れているうちにかなりの額になり、旅行に行けるほどの金額を使ってゴミを買っていたんだとわかって、むなしくなりました。
以来、クローゼットや食器棚に収まらない量は持たないことに決め、新しく買うときは古いものを捨てることにしています」
結婚当初は外食やコンビニ三昧だった暮らしを自炊中心にシフトしたゆきこさんは、いまではその食費にも一切のムダが出ないよう、工夫を凝らしている。
「基本的に、スーパーでの買い出しは週1回のまとめ買いのみ。お菓子やお酒をおねだりされないよう、夫や子供は連れて行きません。やむを得ず使い切れなかった食材が出てしまったら、紙に書いて冷蔵庫に張っておき、自分たちへの戒めにしています。
すると家族の意識も少しずつ変わってきて“夕飯をつくって待っているのに、夫がコンビニでおつまみを買ってきた”というムダな出費もなくなりました」
※女性セブン2024年1月1日号