ライフ

高齢者にのしかかる「孫コスト」の負担を軽減する方法 「予算を決める」「使いどころを考える」「上手に断る勇気」

孫コストを抑える五か条

孫コストを抑える五か条

 実際、孫のためにお金を積み立てていた女性・Aさん(80才)が言う。

「私は孫におもちゃやお菓子を買ってあげたことはありません。息子夫婦と孫と食事をするときも、半分しか支払いませんでしたが、代わりに、孫のために積み立て貯金をしていました。

 孫が大学に入学するタイミングで渡したら、息子夫婦はもちろん孫からもしっかりと感謝の気持ちを伝えてもらい、報われた気がしました」

 孫やわが子の向こうに嫁や婿の両親が見えることもあるが、見栄の張り合いはやめて、話し合うことでお互いの負担を軽減できる。

「入学祝いや七五三などのイベントは次から次へとやってきますが、お祝いもあくまで出せる範囲にとどめましょう。もし孫が5万円のランドセルを希望しているなら、半額だけ出すという方法もあります。相手の家よりお金をかけられないからと、恥ずかしがる必要はありません。老後破産をしてしまえば元も子もない」(畠中さん)

次のページ:断る勇気が健康を守る
関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。