金融教育で一番大切なことは、親自身がお金を大切に扱い、自分や家族、社会のために有意義な使い方をしている姿を子どもに見せることだと考えます。親が財布やお金を乱暴に取り扱っていたり、無計画に買い物していたり、スマホで課金しまくっていたりすれば、子どももきっとそう育ちます。
もし子どもに金融教育を行ないたいと考えるなら、まずは自分自身の日ごろの言動を一度振り返ってみることをおすすめします。
【プロフィール】
鈴木さや子（すずき・さやこ）／株式会社ライフヴェーラ代表。CFP認定者、1級FP技能士、DCプランナー1級・キャリアコンサルタント（国家資格）。保険等商品を一切販売しないFPとして活動。専門は教育費・保険・マネー＆キャリア教育、確定拠出年金。企業講演の他、小・中学校や自治体等の講演やワークショップなど、保護者や親子向けイベントも行う。大学生・高校生の母。著書に『資産形成の超正解100』（朝日新聞出版）がある。
