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【最後の「喫煙可能私鉄」が消える】近鉄特急が3月から喫煙室廃止で喫煙者たちの思い 「眺めが良くて気分転換にも最適だった」

扉もガラス張りで、中の様子がわかるようになっている

扉もガラス張りで、中の様子がわかるようになっている

 喫煙率の高い中国でも分煙化で、電車や新幹線内は禁煙である。しかし、“締め出された”格好の喫煙者たちは、ところ構わずたばこを吸ってしまう。しかも吸い殻などのゴミはホームへポイ捨てだという。

 程度の差こそあれ、喫煙者のマナーが問われているのは国境を越えて共通するようだが、中国人男性は「日本のようにきれいな喫煙室はなかなかないですね。吸えるところを作り、わかりやすくその場所を案内したほうが、街は綺麗になると思う」とも語っていた。

 一方で、たばこを吸わない・吸ったこともないという女性(30代)は、列車内の喫煙室について「隔離された部屋で吸ってくれる分にはいいので、特に無くせとも思わないし、どちらでもいい」というスタンス。ただし、「多分厄介なのは加熱式なんじゃないかな。灰が出ないので、トイレで隠れて吸う人が出てきそう」という見方も示していた。

 電車内で喫煙できなくなるのは、時代の流れとして受け入れている喫煙者も多いようだ。その一方で喫煙できる場所が減っていくことで、喫煙マナーの問題も浮上してくる。喫煙所の整備をどのようなバランスで進めていくべきか、今後の課題はまだまだ残っている。(了)

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