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【新NISAの投資信託選び】直近1年間の「運用実績」ランキングの読み解き方 「S&P500」は強いが「オルカン」が圏外の理由

「つみたてNISA」運用実績ランキング(13~20位)

「つみたてNISA」運用実績ランキング(13~20位)

積み上げられた「運用実績」をどう見るか

 運用実績もあくまでも過去のリターン(運用利回り)。必ずしも、今後も同じように値上がりが続くとは限らないため、注意が必要だ。

「直近1年間の運用実績だけを見ると、例えばAIや半導体関連といった旬のテーマに乗ったファンドが目立ちます。しかし、5年、10年といった未来にこうした流行のテーマ株が上昇を続けているかどうかはわからない。

 S&P500をはじめとする米国株や、米国株を中心として全世界型のインデックスファンドが人気なのは、テーマ性によるものではなく、長期間でいい運用実績を出し続けてきているから。

 運用実績を参考にしながら、長く運用されていて純資産総額が大きく、かつできるだけ信託報酬の安いものを選ぶことをおすすめします」(横山さん)

 より厳しい目で運用実績をチェックするなら、リターンをリスクで割って導き出される「シャープレシオ」を見るといい。ファイナンシャルプランナーの松岡賢治さんが言う。

「例えば、年率平均20%上昇しているファンドが2つあった場合、1つは値下がりリスクが年間10%、もう1つは15%だとすると、10%の方が効率的な運用ができている。それを数値化したもので、数値が高い方がより効率的だということになります」

※『運用実績ランキング』は、「みんかぶ」の「つみたてNISA利回りランキング(新NISAつみたて投資枠)」をもとに本誌・女性セブン作成。

※女性セブン2024年2月29日・3月7日号

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