「以前より神事に興味があり、國學院大學の科目履修生にはなっていたんです。これが面白くて。この大学に入れば、もっといろいろな授業が受けられる――魅力的に思えましたね」（相川）
学び直しは最高のアンチエイジング
幸いだったのは入学と同時にコロナ禍に入り、大学1年生はリモート授業になったことだ。
「時間や場所を選ばず授業が受けられたおかげで、仕事や家事とうまく両立できました。また、勉強している私を見て子供たちが“大人になってもずっと勉強ってするんだね”と。こう思ってもらえたのなら私の子育ては成功だなってうれしく思いましたね。私が忙しくしていると子供たちも自然とお手伝いをしてくれるようになったし、夫も料理の腕が上がって……。周りに協力してもらえて、本当にありがたかったです」
2年生になり対面授業になってからは、キャンパスライフも楽しめたという。
「同級生は長男と同じ年齢ですが、話し始めると年齢の垣根を越えて仲よくなれました。新しいコミュニティーに入ったことで、いままで知らなかった自分が発見できる。学び直しは出会いと刺激に満ちています。これこそ最高の“アンチエイジング”だと思いますね」
4月からは大学院に進学する。さらに新しい“相川七瀬”に出会えることだろう。
【プロフィール】
相川七瀬／1975年大阪府出身。1995年、『夢見る少女じゃいられない』でデビュー。『BREAK OUT！』『恋心』などのヒット曲で知られるロック歌手。2001年に結婚し、同年長男を出産。2007年次男、2012年長女を出産。今夏には、大学院に通いながら全国7か所でライブツアーを行う予定。
取材・文／土田由佳
※女性セブン2024年4月4日号
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