「トータルリターン」のマイナスが半年続くようなら要検討
「トータルリターン」とは、投資信託の初回購入時から追加購入、一部解約、分配金の受け取りなどすべてを反映した現在の合計損益のこと。基準価額の増減に分配金や利払いなどを加えた額を投資金額の購入コストで割って算出し、このパーセンテージが実質的な利回りになる。QUICK資産運用研究所の清家武氏が解説する。
「現在は『トータルリターン通知制度』があり、証券会社や銀行から通知が郵送されます。放っておかずに、しっかり中身をチェックしましょう。もしトータルでマイナスになっている状態が続くようなら、自分の預金や今後の生活を鑑みた上で、売却するかどうかの判断が必要です」
ファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦氏はその目安を「半年」だという。
※週刊ポスト2017年2月3日号