日本株は円高の中での株高を想定
アメリカ第一主義の実行やインフラ投資の拡大は、投資を増やすとともに、労働者の所得、就業機会を増やすことで、消費にも良い影響があるだろう。トランプ大統領に対するマスコミの圧倒的なバッシングの陰で、アメリカ経済は今後、大きく成長するはずだ。
アメリカの株式市場が活況となり、欧米の機関投資家がリスクテイクを高めれば、それが世界同時株高を引き起こし、日本株の上昇要因ともなるはずだ。
アメリカ第一主義は円安を阻むだろうから、円高の中での株高が想定される。内需関連か、輸出関連なら中国関連により大きなチャンスがあるだろう。
文■田代尚機(たしろ・なおき):1958年生まれ。大和総研で北京駐在アナリストとして活躍後、内藤証券中国部長に。現在は中国株ビジネスのコンサル ティングなどを行うTS・チャイナ・リサーチ代表。ブログ「中国株なら俺に聞け!!」、メルマガ「週刊中国株投資戦略レポート」も展開中。