投資

為替相場を“素直に見る”ために行うこと

 相場を見る上では、素直さが大事です。特に、ポジションがアゲンスト(不利)の時ほど、相場を素直に見ることが必要です。ポジションがアゲンストになればなるほど、相場のせいにし、実際の相場の動きを素直に見ることができなくなり、損失に繋がることも少なくありません。

 相場の上での素直さとは、、フェーバー(有利)であろうと、アゲンストであろうと、自分の心の中の欲望や焦りや悔しさといった感情を抑えたうえで、相場を見て、素直な感想を持つことです。

 つまりマーケットが重いのか、堅いのかを、邪念を捨てて見られるかということが大事です。これはなかなか難しいことであることは事実です。

 しかし欲望や焦りや悔しさを自らコントロールできなければ、FXの取引スキルはなかなか上達はしません。その素直さを身につけるためには、トレーディングを行う上での自分なりのルールづけが必要だと思います。

 そしてルールを試し調整を加えた後、いったんルールを決めたら例外を設けることなく実践することです。往々にして、「今回は例外だ」とルール違反をしたくなることもあるでしょうが、そこを耐えてルールに従うことが、ご自身の成長につながるものと思います。

 私も、私自身のトレーディングルールがありますが、そのルールに従い利食った後、さらに思っていた方向に相場が進むと、「本当にヘタだなあ」と思うこともあります。しかししばらくすると、思いっきり反転してくることが多く、「ああ、結局ルールに従っていて良かった」と胸をなで下ろすことが実際多いです。

 決してそう簡単なことでないと、皆様お分かり頂けることと思いますが、自分自身で簡単で無理のないものからで結構ですから、トレーディングのルールを決め、まずは実際にやってみることをお勧めします。

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