スポーツ紙は采配批判に転じるか
在阪スポーツ紙の編集委員は、「そろそろメディアからも厳しい岡田批判が出てくる可能性がある」と話す。
「阪神の場合、チームが低迷すると在阪スポーツ各紙が監督批判を強める。それにより体制が代わり、自社の専属評論家のOBを翌年の監督やコーチにねじ込めれば、首脳陣に太いパイプができるという目算が背後にある。それゆえ“ダメ虎”だった頃は6月になると早くもストーブリーグが始まっていたほど。前回の第一次岡田政権(2004~2008年)ではサンスポやスポーツ報知、日刊スポーツが岡田監督に厳しい論調だったが、今年はこれからどうなるか。
昨年はメディアも好意的な姿勢に終始していたが、今年の岡田監督はすでに試合後の取材拒否になった期間が2度あり、交流戦に入ってからも“もうええやろ”とノーコメントを続けるなど、記者たちとの関係はピリピリしている。交流戦でこれだけ結果がでないと、あとはどのスポーツ紙がハナを切って岡田采配の批判を始めるのか、注目されている」
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