そこで、ビューカードの中から注目カードを挙げると、まずはビックカメラSuicaカード。なんといっても、年1回カードを利用すれば翌年度の年会費が無料となるというメリットが大きい。カードの利用にはSuicaチャージも含まれるので、“実質年会費無料”といえる。ビューカードの中で、チャージポイントの還元率が1.5%で年会費が無料なのはビックカメラSuicaカードだけだ(リボルビング払い専用の「ビュー・スイカ」リボカードは除く)。
もし、「マメにチャージをするのでオートチャージ機能は必要ない」という人であれば、楽天カードも選択肢になる。楽天カードはWalletアプリとSuicaアプリに登録が可能で、Suicaへのチャージポイントも1%付く。もちろん年会費は無料なので、楽天スーパーポイントを集めている人にはいいだろう。なお、国際ブランドがVISAの場合、Walletアプリには登録ができるがSuicaへのチャージはできない。Suicaアプリは登録、チャージとも問題なくできる。
もう一枚、“裏ワザ”的なカードを挙げておこう。LINE Payカードである。これはクレジットカードではなく、JCBとLINEが提携して発行するプリペイドカードなのだが、モバイルSuicaに登録可能で、Suicaへのチャージでポイントが貯まる。その還元率はなんと2%。貯まるポイントはLINEポイントで、1ポイント単位でLINE Payカードにチャージができるので、ムダがない。しかも、セブン-イレブンを除く主要なコンビニで購入できるため、思い立ったらすぐに利用できるという利便性もある。年会費も無料だ。
最後に、SuicaのApple Payで変更になった部分を紹介する。それはモバイルSuicaの年会費。ガラケーやiPhone以外のスマホでSuicaを使う場合、基本的にモバイルSuicaの年会費として1030円が必要となる。それが、Apple Payでは無料となった。