家計

【60歳からのキャッシュレス&ポイ活術】自治体の「地域通貨」、シニア向け決済、歩く系アプリ…使えば使うほど得するテクニックを紹介

ポイントサイト経由で還元率アップ

 ネットショッピングの際に「ポイントサイト」を経由して還元率を上げるテクニックもある。

「三井住友カードを使うなら『ポイントUPモール』、JCBカードなら『Oki Doki ランド』を開いて、そこから楽天市場などのネットショップにアクセスすると、対象ショップのポイント還元率が1~10%近く上がります。『ハピタス』『モッピー』『GMOポイ活』などは、登録して対象サイトで買い物することでポイントが貯まるほか、キャッシュバックやAmazonギフトカード、電子マネーへの交換などもできる」(菊地さん)

 スマホ1台でザクザク稼げるポイ活。成功するためのいちばんのコツは「自分の生活圏内から1つに絞ること」に尽きると、専門家は声を揃える。

「楽天カードや楽天モバイルを使うなら楽天ポイント、ソフトバンクモバイルならPayPay、ドコモならd払い……と、スマホの通信会社やよく使うクレジットカードで選ぶのがおすすめです」(丸山さん)

 あれもこれもと手を出しては、分散して貯まりにくいばかりか、ポイントを貯めようとするあまり買い物のしすぎで“ポイ活貧乏”に。

「あとは“習うより慣れろ”の精神です。一度キャッシュレス決済をやってみて、貯まったポイントを使ってみる。お得感を感じたら本格的にそのポイントを貯めて、積極的に使いましょう」(菊地さん)

 使いながら貯まる──それがキャッシュレスなら実現できるのだ。

※女性セブン2024年6月27日号

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