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トランプ相場の勝者は?日経ヘイキンズ vs NYダウズ徹底比較

 1番は安定した打撃と守備が定評の信越化学工業。

「塩化ビニールの米国でのシェアが非常に高いので、アメリカ経済の恩恵も受けやすい。地味ですが、今年はチームを引っ張ってくれる存在になる」(平野氏)

 2番には「アメーバ経営」と呼ばれるほど技が多彩で、コンスタントに数字を残す京セラを置く。

「中国のスマホ向け電子部品メーカーから引き合いが強く、業績底入れへの期待が高まっている」(田代氏)

 下位打線に目を移すと、販売台数でドイツのフォルクスワーゲンに世界一の座を譲ったトヨタが6番に座る。トランプ氏のツイッターでメキシコでの工場建設を強いトーンで批判されるなど、ビーンボールまがいの内角攻めに遭っているが、その打棒への期待はやはり大きい。ヘイキンズの精神的支柱でもある。

「批判に対しては、アメリカでの大型設備投資を発表してトランプ氏のご機嫌を取るなど、際どいボールをうまくよけている。為替が円安に動けば一気に利益が増大するトヨタのような輸出企業の“長打力”には陰りは見えない」(藤井氏)

 7番のファナックは、高度なロボット打法で世界に名を知られている選手だ。

「トランプ政権が移民排除政策を行なうと、工場ロボット化の動きが加速する可能性が高い。その意味ではファナックもトランプノミクス銘柄です」(藤井氏)

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