【ステップ3】自分の強みと課題を知る
50代のアピールポイントは、どこなのだろうか?
「社会経験が豊富で、物事を俯瞰して見られること。それに、主体性があり、積み上げた知見を新たな職場にもたらしてくれることも、企業側が期待する“強み”です」(池谷さん・以下同)
一方、気をつけたいのは、職場での態度だという。
「年下だからと上から目線で接してしまうこと、その逆に腰が低すぎるのは、どちらもダメ。年齢を引け目に感じすぎず、フラットに、『間違っていたらどんどん言ってくださいね』と前向きに学ぼうとする姿勢が大切です」
事務職を希望するならITスキルもアップデートしておきたい。
「両手でタイピングできることはもちろん、メールの添付方法やTeamsやExcelの基礎は最低限勉強しておきましょう。アデコでもオンラインの講習を実施しています」
「ハローワークを利用するのもおすすめです。カウンターの職員に相談することで面接の練習にもなり、併せて仕事の紹介もしてくれます」(進藤さん)
ハローワークの職業訓練制度「ハロートレーニング」は、ITをはじめさまざまなスキルを無料で学べる。しばらく仕事から遠ざかっていた人は、それらの公的制度を活用しない手はない。
※女性セブン2024年7月25日号