さらに、2016年にニッセイキャピタルやセブン銀行の出資を受けて設立されたフィンテックベンチャー「TORANOTEC」も、同時期におつり投資ができる資産形成アプリ「トラノコ」をリリース予定だ。こうした買い物の端数を投資に回すアプリはすでにアメリカやイギリスでは人気を博しており、日本でも投資スタイルのひとつとして定着するかもしれない。
貯められないタイプの人が資産を形成する方法としては、銀行口座から自動で一定額を引き落としていく積立貯蓄が王道だが、これには負担を感じる人もいるだろう。これに対し、ほとんど気にならない額のお金を日々積み立てていく「おつり投資」なら心理的なハードルが低いうえ、運用がうまくいけば気がつかないうちに思わぬ額がたまっている、なんてうれしい誤算もあるかも!?
■文・森田悦子(ライター/ファイナンシャルプランナー)