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【高配当利回りの安定株と成長株を厳選】年間配当金2000万円の元消防士・かんち氏が明かす「配当金×優待のダブル取り投資」の秘訣と最新注目銘柄

元消防士で資産8億円の個人投資家・かんち氏の投資法とは

元消防士で資産8億円の個人投資家・かんち氏の投資法とは

 株の配当で悠々自適のリタイア生活を送る元消防士のかんち氏。年間の配当金は2000万円にのぼる。配当狙いの株式投資をするうえで、かんち氏はどういった銘柄に注目しているのだろうか。その選び方の秘訣を聞いた。

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 私は49歳の時に株式投資で資産2億円近くを築いて三重県の消防士を早期退職し、専業投資家の道を選びました。その後、現在までの13年間で資産は約3倍に増え、今年春時点での資産総額は約8億円です。

 そんな私の投資法は、決して小難しいものではありません。基本的に、高配当株を重視してポートフォリオを組み、一度買った株は“ほったらかし”にしておいて配当を得るというやり方です。

 株を頻繁に売買するリスクを避け、貯金ならぬ「貯株」を主眼に置いて無理なく資産を増やしていく──この手法こそが投資の王道だと考えます。私の場合、“ほったらかし”の保有株から入ってくる配当金は年2000万円に達し、そこから年1500万円を生活費に回します。

 その観点から、“いま仕込みたい株”として、3.5~4%程度の配当利回りの安定株と成長株をそれぞれ挙げました(以下、表参照)。ポートフォリオの割合は金額ベースで高配当株5/優待株3/成長株2が最適でしょう。

かんち氏が注目する“いま仕込みたい株”5選

かんち氏が注目する“いま仕込みたい株”5選

 株価が急騰すると売却して儲けを確定したくなりますが、あくまでベースは「貯株」です。株価が上がっても配当利回りが下がらなければ保有を続けるべき。含み資産が増えて配当も増える最高のパターンになります。

 株主優待も重視しています。私は早期退職以降、生活費のすべてを配当金と優待券・優待品で賄っています。セブン&アイHDは配当利回りこそ2.31%ですが、優待利回りが1.15%なので合わせた利回りを見て選びました(利回りは7月26日終値から算出)。そういう観点を持つのが、銘柄選びのコツのひとつです。

【プロフィール】
かんち/元消防士。資産8億円、年間配当金2000万円超の専業投資家。49歳の時に株式投資で資産2億円を築いて早期退職した。投資歴40年以上。『ほったらかしで年間2000万円入ってくる超★高配当株投資入門』(ダイヤモンド社)がベストセラーに。

※週刊ポスト2024年8月16・23日号

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