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《妻に先立たれて10年》ダンカンさんが告白する今の心境 衣類や持ち物は全く処分せず「これからも妻と一緒に生きていく」

人づきあいをやめた

 妻は“相撲部屋の女将”のような存在で、僕が芸人仲間を自宅に連れてくると食事の席を仕切ってくれたり、人づきあいが上手でした。でも妻が亡くなってから僕は人づきあいをほとんどしなくなった。仕事仲間と飲みに行くことはありますが、その他の交流は避けがちです。

 妻に先立たれ、以前の人間関係を無理に維持することをやめました。ひとりになって、本当に大切な人が見えてきたというか。そうした人とのつきあい以外は必要ないと割り切ったら、気持ちが楽になりました。

 数少ない、いまも交友がある人は、妻を忘れないでいてくれる人ですね。妻の命日に来てくれたり、お花を送ってくれたり、そういう人とのつきあいは大事にしています。

 先日も10回忌に妻の友人が線香をあげに来て、妻の遺影を見て「初美ちゃんはキレイなままね」と言ってくれました。子供たちが入っていた野球チームの父母さんも妻を偲ぶ「はっちゃん会」という集まりを開いてくれます。

 無理をせず、これからも妻と一緒に生きていくつもりです。

【プロフィール】
ダンカン/1959年生まれ。お笑いタレント。たけし軍団の一員となり、現在芸能事務所TAPの専務取締役。

※週刊ポスト2024年8月16・23日号

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