閉じる ×
投資

《億万長者の日常》株式25億円以上保有の投資家・嶋村吉洋氏「服はユニクロや貰い物のTシャツ」「高級車・時計に興味なし」、一方で家賃には月600万円支出

上場企業の株式25億円以上を保有するという嶋村吉洋氏

上場企業の株式25億円以上を保有するという嶋村吉洋氏

 オリコンやテレビ東京ホールディングスなどの大株主であり、上場企業の株式25億円以上を保有するという嶋村吉洋氏。現在は投資家、実業家、映画プロデューサーなど多くの顔を持つ嶋村氏には、高校を中退し、10代で社会に飛び出した過去があった。今に至るまでの歩みはどのようなものだったのか。話を聞いた。

 * * *
 私が生まれ育った神戸という街は、一般の人が住むエリアと、富裕層が住む山の手エリアに分かれているのです。私の父は建築家で、お客さんである施主に山の手エリアの人たちが多かったのです。その関係で、私は幼い頃から普通の人たちの生活と、山の手エリアで暮らす富裕層の人々の生活の両方を見ながら育ちました。

 山の手エリアの住民は経営者が多く、皆さん株や不動産の投資をやっていました。私はその方々に「将来はビジネスを立ち上げて投資をしなさい」ということを繰り返し教えていただきました。それで、中学校を卒業する頃には「自分で商売をして生きていこう」と決めて、学校にもあまり行かなくなりました。高校はすぐに行かなくなり、16歳で社会に出て働き始めたんです。

 10代の頃はコンビニやパチンコ店でのアルバイト、飲食店や夜の仕事、ゴミの回収など、いろんな職を転々としました。投資家としてのスタートは20歳くらいの時です。お金をある程度貯めて、関西の証券会社に口座を作りに行きました。もうかなり前のことなので記憶が定かではなく、初めて買った銘柄とか金額とかは忘れてしまいましたけどね。

次のページ:預金していた信用組合が潰れた手痛い経験

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。