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【“日本のバフェット”に学んだ投資哲学】株式25億円以上を保有する投資家・嶋村吉洋氏が厳選、今こそ買い増したい「日米の超王道銘柄」5選

嶋村吉洋氏がいま注目している銘柄とは(イメージ)

嶋村吉洋氏がいま注目している銘柄とは(イメージ)

 日経平均株価が乱高下する展開が続いているが、膨大な株式資産を持つ富裕層は、こうした局面にどのような戦略で臨んでいるのだろうか。上場企業の株式25億円以上を保有する投資家・実業家の嶋村吉洋氏が、自身の成功体験にもとづく効率的な投資方法を紹介するとともに、昨今のトレンドにおける注目銘柄を開陳する。

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 私の株の選び方は基本シンプルで、投資で実績のある方やトレンドに精通されている方がYouTubeや本などで解説していることを参考にさせてもらっています。私にとって株式投資は、本業のビジネスを上手くいかせるための手段であって目的ではないので、投資のための情報収集や個々の案件にそこまで時間を取ることはできません。

 たとえばアメリカの雇用統計やCPI(消費者物価指数)などに関して、英文で公表されている情報を自分で探したり理解するのは大変ですけど、YouTubeや本などで解説している人たちは、そういったこともまとめて分かりやすく解説してくれるので、全体的なトレンドをつかむうえで大変助かっています。

 私の基本的なスタンスとしては、一定の配当がある銘柄を買うようにしています。キャピタルゲインで莫大な収益をあげている投資家もいますが、私はインカムゲインを大事にしています。ですので、配当の実績がない銘柄というのは基本的に買いませんし、買った銘柄の株価が上がった時に利確(利益確定)のためにすぐに売るということもほとんどありません。それよりも株を長期間保有しながらチャリンチャリンと配当が入ってくるほうがいいのです。

 この考え方は、“日本のウォーレン・バフェット”と呼ばれた竹田和平氏(2016年死去)から影響を受けています。竹田氏は「タマゴボーロ」で有名な竹田製菓の創業者ですが、投資家としても大きな成功を収められた方です。竹田氏はご著書の中で、「投資は農業と同じ。株は水田で配当はお米。農家の方は、水田を売ったらいくらになるのかには興味なく、そこから収穫できるお米に興味があるはず。私は、株を売ったらいくらになるのかには興味がなく、そこから収穫できる配当に興味がある」といったことを書かれていました。

 また、「株を買うということは、その会社を買うことと同じ」「株主としてその会社を応援するんだ」といったことも書かれていたようです。私は投資をするうえで、竹田氏のそういう考え方を学ばせていただき、投資をしている社屋の方角を向きながら、「いつもありがとうございます」と、感謝の気持ちを伝えるようにしています。

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