キャリア

職場の“結婚・出産祝い金文化”への違和感 「有志でやればいいのになぜ一律徴収?」「お金がないから断ろうとしたのに…」

祝いたいなら親しい人たちでやってほしい

 IT企業勤務の20代女性・Cさんは、「不思議な文化」だと冷めた見方を示す。

「昭和っぽいというか、社員は家族、という発想にもとづく習慣なのかもしれませんが、個人的には、会社からお祝い金が支給されているなら、それで十分だと思いますね。職場でも本当に親しい人が有志で、といった形でいいのでは。

 単純に不思議なのですが、新生活や出産にあたっては何かとものが入り用だからという理由なら、引っ越しだって何かとものが入り用なわけですし……」

 Cさんが冷めた見方をするようになったのは、ある体験がきっかけだった。

「同期が結婚する時、『お祝いであのグループからはキッチングッズをもらって、こっちからは寝具をもらって……』と計算していたと言うんです。そういう皮算用はあっていいとは思いますが、それをいちいち言わなくてもいいのにと、めちゃくちゃ萎えました。しかもその後スピード離婚したんですよ。正直、お金返せって思いました(笑)」(Cさん)

 職場の人間関係は仕事のしやすさにも影響を及ぼす。職場の「お祝い」にも人間関係を円滑にする効果はあるかもしれないが、一方でこうした職場の慣習に納得が行かない人も少なくないようだ。(了)

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