レストラン・娯楽、文化リクレーション、健康・高齢者消費、旅行などの増加も目立つ。
商務部の発表によれば、今年の春節(1月27日~2月2日)における全国消費、レストラン企業売上高は8400億元で昨年の春節と比べ11.4%増加している。インターネットを使ったお年玉、レストラン予約、旅行チケット購入、レンタカー利用など、新たな業態の伸びが大きい。
高級白酒は需給逼迫により価格が急騰、高級食材である乾燥ナマコや、高級秘薬である阿膠(ロバの皮)、冬虫夏草(虫の体に寄生して生える草)などの価格も急騰している。
一方で、需給のミスマッチが目立つようになっている。海外旅行が好調で、これは海外での買い物需要が強いことを意味するが、中国製品は人民の品質重視の消費需要変化に対応しきれていないともいえる。
こうした状況で、今年は商品市場における供給側改革が実行されるのではないかと予想する専門家もいる。安いが粗悪品の供給が需要を大幅に上回っているものの、品質が良くて需要の大きな製品の供給が不足している。こうした状況を改善するような政策が打ち出されるといった見方である。