会費総額の5%は札幌市に寄付される
まず、ユーザーはライトプラン(月額1078円。月10回まで。日1回)とスタンダードプラン(月額2178円。月30回まで。日2回)から選んで会員登録。その先のサービスの流れは以下のようなものだ。
「お店で食品が余った」ら、店舗がスマホを使って品物・個数・時間を3タッチで「出品」。画面を見て、欲しいユーザーがスマホで「予約」する(早いもの勝ち)。提供商品の受け渡しにユーザーが直接「来店」。受け渡す際に金銭のやり取りは不要。来店して食品を受け取り、完了ボタンを押すと「マッチング」が成立。月額料金総額の40%がマッチング回数に応じて協力店舗に分配される。
「たとえば、ユーザーがライトプランを選んだ場合、月会費1078円で10回の獲得権利が得られます。1回およそ500円前後の食材を無料でもらえるので、全部獲得できれば約5000円の食材を得られる計算になる。つまり、社会貢献だけでなく、ちゃんとお得に品物をゲットできて家計も助かる上、おいしい店を開拓するきっかけにもなるのです」
サブスクである利点も大きいという。
「月会費を先払いしているため、損をしたくないという心理が働き、それが商品を獲得しようという動機にもなります。しかも、受け渡しの際に支払いの手間も省ける。8~9割の商品は利用者の手に渡り、廃棄を免れています」
店側は参加費無料で登録できて手間要らず。会費総額の5%は札幌市に寄付され、“消費者と店舗と地域社会の三方よし!”が実現されている。