これからの人生、お金より楽しさを重視
採用先はスキー場を併設するホテルで、勤務期間は4日間。ホテルの寮に夫婦で住み、客室清掃、レストランサービスなどをこなした。圭吾さんにとっても緑さんにとっても、すべてが初めての経験だった。
「もともと私たちは旅行が趣味。だからリゾートで働けるのが楽しくて。肉体労働なので疲れましたが、充実感の方が大きかったです」(Bさん)
長野での経験が自信につながり、その後、静岡県、群馬県など計6か所のホテルや旅館で短期バイトを繰り返した。
「長野のホテルからは、繁忙期になると指名でオファーをもらえるようになりました」(Aさん・以下同)
20代が圧倒的に多いリゾートバイトだが、ミドル・シニア層は一度採用されれば、雇用先の信頼を得やすい傾向にあるという。というのも、若い世代に比べ社会経験が豊富で責任感があり、いざというときに臨機応変な対応ができるからだ。
「正社員のときに比べれば収入は下がりましたが、これからは自分が楽しいと感じることに人生を預けていきたいと思っています」
今後は海外でのリゾートバイトにも挑戦したいと目を輝かす。
【リゾートバイト・体験DATA】長野県・志賀高原のホテルの場合
就労期間:4日間
勤務時間:5~22時の間で8時間程度
仕事内容:客室清掃や レストランサービスなど
給与:内緒(長野県ではシーズンによっても異なるが時給1200~1400円が相場)
※女性セブン2024年9月26日・10月3日号