とはいえ、どうやって金を買えばいいのかわからないという人も多いだろう。
金といえば金の延べ棒(純金バー)をイメージするが、純金バーはある程度まとまった量を買わないと手数料が高くついてしまう。初心者におすすめなのは、田中貴金属や三菱マテリアルといった地金や金貨を扱う会社が行っている「純金積立」だと豊島さんは言う。例えば田中貴金属の「net純金積立」なら月々1000円から始めることができる。
では今後、金はどこまで上がるのか。
「トランプ政権はこれから4年間続きます。つまり、これから4年間、株や為替などはトランプ大統領の発言によって大きく上下することになります。株取引を行うニューヨークのアナリストたちは“もう金でも買いたい気持ちだよ”とよく言っています。不安定な時代が続き、金がますます注目されて値上がりするでしょう。少なくとも2020年の東京五輪までには1g7000円になると見ています」
と豊島さん。