住まい・不動産

不動産賃貸契約時に必ず読むべき「重要事項説明書」の中身

 契約当日、担当者から渡される契約書と重要事項説明書。その場で説明を受け、よくわからないまま判を押す…なんてことはあってはならない。

「大事な書類なので、事前に読んでおいた方がいいです。遅くとも契約する1日前にメールやFAXで送ってもらうようお願いしましょう」(長谷川さん)

 特に重要事項説明書は、文字通り、重要な事項が書かれている。耐震基準や、事故物件の情報が書かれているのもこの書類。自分が借りたい物件と内容に齟齬がないかをチェックしよう。

 不動産サポートオフィス代表の秋津智幸さんが説明する。

「鉄骨造りのマンションだと思っていたら木造アパートだったとか、ペット可と聞いていたのに不可だったとか、ケーブルテレビがついていると思ったらついていないなど、聞いていた話と説明書が全然違うことがあります。自分が契約しようとしている物件で間違いがなければ、判を押す。その場でやめることもできます」

 長谷川さんも注意を促す。

「重要事項説明書は、ある意味不動産業者を守る書類でもあるのです。判を押すと、後になって聞いていなかったと言っても、『書いてあるのを了解して押したでしょ?』と言われてしまう。読んでみてわからなければ遠慮なく質問してください」

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